中国のスパイ活動が下火に?

2023年2月、米国が中国のスパイ気球を撃墜したニュースは広く報道された。

米国側は中国がスパイ目的で偵察気球を打ち上げて米国領土に飛ばしたと解釈しているが、中国側は全面的に否定しており、撃墜事件から7か月経った今も、両国は独自の立場を譲らない。

9月16日、米首都ワシントンの中国大使館の報道官である劉鵬宇氏は米メディアに対し、次のようにスパイ活動をしていたわけではないことを改めて強調した。

「事件以来、気球は気象やその他の研究目的で使用された無人の飛行船であり、米国領空への進入は全く予期せぬ、不可抗力によって引き起こされたと繰り返し申し上げている」(続きは・・・中国のスパイ活動が下火に? 11月の米中首脳会談への配慮か

これでいいのか米国、爺さん対決に国民から疑問の大合唱

「おじいちゃん対決」

こう揶揄されてもおかしくない対決になりそうなのが、来年11月に行われる米大統領選である。現職ジョー・バイデン大統領は現在80歳。仮に再選を果たし、2期目の大統領職を務め上げたとすると86歳になる。

一方、共和党からは「夢よもう一度」とばかりに、ドナルド・トランプ前大統領が出馬しているが、同氏もすでに77歳。多くの有権者は高齢者対決について「もう少し若い候補はいないのか」との思いを抱くが、実は両氏とも党内での支持率は高いままなのである。

9月初旬の世論調査(モーニング・コンサルト)によると、バイデン氏の民主党内の支持率は76%。同党からはバイデン氏に挑むため、弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)と女性作家のマリアン・ウィリアムソン氏(71)が出馬している。

しかし、ケネディ氏の支持率は9%と低迷。ウィリアムソン氏に至っては3%しかなく、今後浮上する可能性は低い。さらにバイデン氏のこの支持率は、今年4月、7月に実施された調査よりもむしろ高くなっているほどなのだ(続きは・・・これでいいのか米国、爺さん対決に国民から疑問の大合唱)。

金正恩の股をくぐっても欲しい砲弾、プーチン・金正恩会談に米国警戒

北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2023年9月、ウラジオストクで会談すると報じられている。

ホワイトハウスは米国の主要な敵対国である2国が武器交渉を「活発に進めることになる」として、警戒感を強めている。バイデン政権のカリーヌ・ジャン=ピエール報道官は先週、「我々は以前から、ロシアが北朝鮮から軍需品を積極的に入手することを警告してきた」と発言。

2国が今まで以上に緊密になることで、ジョー・バイデン大統領も新たな対応策を考えざるを得ない状況になってきている。米バージニア州ジョージ・メイソン大学公共政策大学院のマーク・カッツ教授は、「(今回の会談は)より直接的でオープンな『新たな支援の時代』を示唆するもの」と述べ、国際関係に新たな緊張が生まれつつあると指摘する。

「新たな支援の時代」というのは、これまで北朝鮮が軍事物資を海上輸送してきたのは輸送を隠蔽するためであり、これからは直接、鉄道を使ってロシアに送ることになるという(続きは・・・金正恩の股をくぐっても欲しい砲弾、プーチン・金正恩会談に米国警戒)。

品質を急速に向上させている中国の電気自動車、米国市場席巻の日も近い

米自動車業界がいま頭を痛めている大きな問題がある。

それは中国製の電気自動車(EV)が米市場に流入してきた時、中国車に席巻される恐れがあるということだ。米メディアの中には「米国の車道のほとんどが中国車に埋め尽くされる」と表現する媒体もあるほどだ。

いったい何が起きているのか。

中国のEV大手、比亜迪(BYD)は2022年、190万台のEVを販売しており、すでに米国のEV最大手のステラ社の販売台数(130万台)を抜いて世界トップに立っている。

米自動車業界ではすでに、EVにおいては中国が米国の先を歩いているとさえ言われるほどだ。しかも中国製EVは価格の点でも消費者が手に取りやすい設定になっており、はるかに競争力がある。

米自動車評価メディアとして名高い「ケリー・ブルーブック」によると、米市場で販売されているEVの平均価格はいま、5万3438ドル(約775万円)で、かなりの高額である。米国では3万ドル(約435万円)以下でEVが購入できればラッキーと言われるほどだ(続きは・・・品質を急速に向上させている中国の電気自動車、米国市場席巻の日も近い)。

ネッシーを探し出せ、まもなく始まる捜査は大真面目

ネッシーは本当にいるのか――。

英スコットランドにあるネス湖には、古くから水の獣である「ネッシー」が生息するといわれてきた。これまで生け捕りにされたり死体が発見されたことはなく、伝説上の獣との見方も依然として強い。

そんな中、未確認の生物を確認すべく、本格的調査が8月26日と27日に実施されることになった。今回の調査は1972年にネス湖調査局がネッシーの捜索を行って以来、最大規模になるといわれている。

ネッシーは英語では「ロック・ネス・モンスター(Lock Ness Monster)」と呼ばれ、最古の目撃記録は西暦565年である。当時の記録はアドムナンという修道士が、「聖コロンバの生涯」という出版物に記したもので、獣の詳細が記されているという。それ以後、数多くの目撃情報が残されているが、確証のある生存記録はない。

そもそもネッシーが世界的に知名度を上げたのは、1933年にネス湖の西側にあるドラムナドロチットというホテルのマネジャーだったアルディ・マッケイさんが、「水中で鯨のような獣を見た」という証言をしたことによる(続きは・・・ネッシーを探し出せ、まもなく始まる捜査は大真面目)。