今日のヒト

文化放送19年5月13日

今朝午前11時すぎから文化放送に出演。スタジオゲストは「男闘呼組」のメンバーだった高橋和也氏。腰の低い、穏やかな方でした。

私はこの写真を撮った1分後にスタジオに入ってトーク。テレビよりも自由に話ができるので、ごきげんな媒体です。

Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・5月13日(月)9:00amから 文化放送AMラジオ(出演は11:00am過ぎから)『くにまるジャパン 極 

 

明日もトランプ政権の最近の動向について語ります。米中貿易摩擦だけでなく、北朝鮮やイランにも話が及ぶかもしれません。トランプはいまの外交上での危うい状況を「危機」とは捉えず、むしろ「好機」と考えているかのようで、嬉々とした言動が目立ちます。

それにより最新の世論調査(ラスムッセン)ではトランプ支持率は49%にあがっています。これはアメリカ社会の明確な分断(不支持50%)がさらに鮮明になったということでもあります。(敬称略)

クリムト展

Klimt5.10.19

東京上野の東京都美術館(とびかん)で「クリムト展」を観た。グスタフ・クリムトは19世紀後半から20世紀前半に生きたオーストリアの画家である。

学芸員であれば、クリムトの画風を「妖艶で、甘美で、エロスに満ちた」と表現するかもしれないが、私には正直よくわからない。

繊細にして艶美なタッチは誰しもが認めるところだが、女性を感じるままに描ききったところにクリムトの全てがあるように感じられ、月並みな言い回しは陳腐でさえあるように思えた。

それは一度も結婚しなかったにもかかわらず14人の子どもをつくったクリムトの、性へ愛執そのものが作品に表れているようにみえたからで、彼の人間性そのものが出ていた。

だが美術館をでたあと、なんとなく不穏な気持ちになったのはどうしてだったのだろうか。

上皇天皇が述べた「平和の海」

平成の時代に天皇だった明仁さまは今、上皇明仁と呼ばれる。いまも昔もすぐにお目にかかれる方ではないが、1993年6月、私はホワイトハウスでお目にかかる機会があった。

当時のビル・クリントン大統領が両陛下をワシントンに招待し、ローズガーデンという南庭で両陛下にお目にかかったのだ。私は前年にホワイトハウスの記者証を得ていたので、日本人ということもあり招待されていた。

陛下はクリントン氏と招待客に対して長めのご挨拶をされた。その中で、ドワイト・アイゼンハワー大統領を訪ねて以前にもホワイトハウスを訪れていたことを知った。

もっとも印象的だったのは、日米両国の関係に言及された時の言葉だった。「これからも平和な交流が長く保たれ、太平洋が『平和の海』になることを切に希望します」と話されたのだ。

「平和の海」という言葉は新鮮だった。いまでも新鮮な響きがある。知性主義に根ざした両国の思いがその言葉に集約されているように感じ、大変心地よかったと同時に実践していかなくてはいけない、と思ったことを覚えている。

トランプ大統領が国賓として今月下旬に来日する。そこで同大統領はいったい何を語るのだろうか。

rosegarden5.9.19