堀田佳男 Profile
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メタ情報
カテゴリー: アメリカ大統領選 ― 2019年4月24日
2020年米統領選(11):お爺ちゃん対決

いよいよ民主党の本命、前副大統領ジョー・バイデン(77)が出馬宣言をする(米時間24日予定)。

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Photo from Twitter

出馬前から名前は常にでており、世論調査ではずっとトップを維持してきている。23日に公表されたモンマス大学の世論調査でもバイデンは27%でトップ。以下サンダーズ(20%)、ハリス(8%)、ブディジャージ(8%)、ウォーレン(6%)、オルーク(4%)、ブッカー(2%)と続いている。

すでに当欄で書いたが、バイデンは「ベイクドケーキ(焼き上げられたケーキ)」と言われるように、出来上がった政治家である。しかも古いレシピで作られたパウンドケーキのように、多くの国民は食感(政治的立場)を知っている。

それは新しいテイストを期待できないということでもある。ただ今回、民主党候補はサンダーズやオルークに代表されるように、左に寄り過ぎているきらいがある。中道派の民主党員や無党派層のなかにはバイデンのような「無難ではあるが、まともな候補を擁立すべき」と考える人たちがいるためバイデンの支持率が高いまま推移している。

1972年にデラウェア州選出の連邦上院議員になり、88年と2016年には大統領選に出馬したが成就しなかった。大統領になるという30年来の夢は叶うのだろうか。

2020年選挙は77歳(バイデン)対72歳(トランプ)という「お爺ちゃん対決」になるかもしれない。(敬称略)

出馬した日時順:

フリアン・カストロ(44:前テキサス州サンアントニオ市長)1月12日表明

カースティン・ジリブランド(52:ニューヨーク州上院議員)1月15日表明

カマラ・ハリス(54:カリフォルニア州上院議員)1月21日表明

ピート・ブディジャージ(37:インディアナ州サウスベンド市長)1月23日表明

・コーリー・ブッカー(49:ニュージャージー州上院議員)2月1日表明

エリザベス・ウォーレン(69:マサチューセッツ州上院議員)2月9日表明

エイミー・クロブチャー(58:ミネソタ州上院議員)2月10日表明

バーニー・サンダーズ(77:バーモント州上院議員)2月19日表明

ジェイ・インズリー(68:ワシントン州知事)3月2日表明

ベト・オルーク(46:前テキサス州下院議員)3月14日表明

カテゴリー: Thought for the day ― 2019年4月23日
水谷隼の言葉

「なんていい事を言うのだろう」

記事を読みながら、深く納得してしまった。日本の卓球界を牽引してきた水谷隼が23日、こんなことを言っていた。

「(卓球界は)いまのままではいけない。張本以外、強い選手がいない。日本はよい環境なのにそれを生かしきれていない。もっと強くならないと」

今年1月、全日本卓球選手権で10度目の優勝を果たした水谷は、来年の東京五輪を最後に現役を引退する予定だが、自分がいなくなったあとに続く後輩たちに頼りなさを感じていた。

現在ハンガリーのブダペストで行われている世界選手権で、後輩たちに向けて語っている。

「僕なんかを目指さず、越えていかないと」

そこには水谷が達成できなかった五輪の金メダルがあることは確かだろう。15歳の張本は個人で獲得できるチャンスがあるが、団体ではまだ中国に水をあけられている。「世界一」を自分のふところに引き寄せろということである。

こういう発言は日本一を経験したことのある人がいうと説得力が増す。夢は大きくということであり、記事を読んでいて嬉しくなった。(敬称略)

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Photo from Pinterest

カテゴリー: Thought for the day,アメリカ社会 ― 2019年4月21日
トランプが失脚しない訳

どうしてトランプが支持され続けているのだろうか。このところ、ずっと考えている疑問である。

これまでの政治家とは違い、人の心に響くような本音をためらいもなく口にする壮気が認められているということか。品のないというより下劣な表現が飛び出すたびに大統領としての品位を損なっているかに思えるが、むしろ多くの保守派の人たちにとっては「膝ポン」フレーズだったりする。

「よく言ってくれました」。拍手喝采する人たちが少なくない。

ハーバード大をでて、オックスフォード大にも留学し、有名なコンサルティング会社で仕事をしたあとに政治家となり、「すべての市民に健康保険を提供します」といった理想論を熱くかたる良識ある政治家(民主党候補ピート・ブディジャージ)より、自分たちの本音を代弁してくれるトランプの方がいいと思う保守層の市民は驚くほど多いのだ。

トランプの支持者は、綺麗ごとだけを述べていても世の中は変わらないと考える。トランプ本人は選挙に勝つためであれば何でもするつもりだし、実践してきた。ロシア政府と手を組んでもいいとさえ思っているかのごとくだ。

誰にもバレなければいいのだから、というメンタリティーはある種の犯罪者心理に通じる。バレてしまったらあとは揉み消せばいい、というヤクザ紛いの考え方といつも共存しているかのようでさえある。カネで解決できることはカネを使う、という姿勢も感じる。

単に打たれ強いという表現では言い表せない。トランプ支持者はこうした「トランプ流」をよく理解し、認めている。マラー報告書がだされてもトランプの支持率にほとんど変化がないのはそのためだ。

来年の選挙でも民主党は間違いなく苦戦を強いられる。(敬称略)

カテゴリー: 国際政治 ― 2019年4月19日
ロシア疑惑(19):報告書公開

マラー報告書のほとんどが18日に公開された。3月25日に「トランプはシロ」であるとの結論が出されていたので、400頁超の全文が公開されても事態が180度変わることはない。

トランプは勝ち誇ったようにはしゃいで、すぐにツイッターで「ゲームオーバー」と発信して、ロシア政府との共謀と司法妨害はなかったといい放った。

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Photo from Twitter

ただ司法妨害を含めて14件の違法行為がいまだに疑われており、今後下院司法委員会が追求していくと思われる。それでもロシア疑惑の中心だった「トランプはロシア政府と共謀したか」という疑惑は全文が公開されても「シロ」のままである。

今後しばらく、マラー報告書についての追加報道はあるだろうが、トランプを政権から引きずり下ろすまでにはいたらないだろう。

それでも昨日公開された報告書の中に、トランプの悪事を裏付けるような描写があった。2017年5月、モラー氏が特別検察官に任命された直後のトンラプの言葉だ。

「なんてこった。最悪だな。これで俺の大統領職も終わったな」

憎まれっ子世にはばかる、だけで終わりにしてはいけない。

カテゴリー: Japan Business Press ― 2019年4月15日
独裁者トランプ:大統領は代理がお好き

「(政府高官の)代理はいいね。(自分が)すぐに決断を下せるから。物事を柔軟に対応できる」

トランプ政権が誕生して約2年3か月。閣僚を含めた政府高官の多くが職を辞した。

トランプに直接解雇された人たちも少なくない。首都ワシントンにある大手シンクタンク、ブルッキングズ研究所がまとめた数字によると、政権発足以来の離職率は66%に達する。

要職が空席になればすぐに次の要人が指名されるはずだが、トランプ政権内ではいま代理が幅を利かせている。 代理はもちろん正規の長官や高官が決まるまでの「一時しのぎ」だが、トランプにとっては好都合なのだ(続きは・・・独裁者トランプ:大統領は代理がお好き)。