ロシア疑惑(17):マラー報告書提出

待ちに待ったマラー特別検察官の報告書がバー司法長官に提出された。

報告書の提出に期限がなかったとはいえ、昨年の秋に出されると言われていたものが、昨年末に、年明けすぐに、2月末にと次々に変わってきた。そして米時間3月22日(金)午後にようやくバー司法長官に提出された。

全面公開はないと最初から言われていたので、内容をすべて読めるわけではないが、要点はすぐにでも公表されるだろう。最大の関心事は1点。トランプが2016年の選挙でロシア政府と共謀して不正を働いたかどうかである。

すでに下院議長のペロシは今月、トランプを弾劾しないとの態度を表明したが、トランプが本当にシロであるかは別問題である。報告書の中に新たな事実やトランプの不正行為を証明できる内容が含まれているのか、ロシア疑惑の最終章の幕開けである。(敬称略)