マスコミはAIに取って代わられるのか

報道に携わっている者として、毎日世界中で起きているニュースを見聞きしている。

ネットニュースが進化しつづけているので、新聞や雑誌といった従来からある紙のニュースは大きく減速したように感じられる。止まりはしないが、スピードは格段に遅くなった印象が強い。

実は当ブログで2007年と12年にも同じ内容のことを書いている。紙メディアはまだ終わっていないが、下り坂を降り続けたままだ(http://ur0.work/PCpj)。

以前アメリカで発表された予想の中に、14年までにニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナルの3紙だけが生き残り、残りの新聞はオンラインに移行するというものがあった。これは先を読み過ぎていた。19年になったいま、いまだに多くの紙媒体が残っている。

それでも採算がとれなくて記者を解雇したり、コスト削減をせざるを得ない新聞社はあとを絶たず、経営は厳しい。日本でも同じである。

米国防大学の予想では2040年までに紙の新聞は終わるとしているが、これも予想に過ぎない。いつになってもプロの記者が取材し、ニュースとして正確に伝える作業はかかせないだろう。

ただAIが究極の進化を遂げた時、ドローンが上空から状況を把握し、記者ロボットがインタビューをして人間が書く以上の優れた記事を提供できるかもしれない、、、があくまで仮説であり、いまの私にはわからない。