年が明けて、いよいよ2020年の米大統領選が始まろうとしている。メディアを含めて一般の方にとっては「まだ早いだろう」との思いがあるかもしれない。選挙は来年11月3日だからだ。
だが私にとっては「もう始まっている」選挙なのだ。
というのも今月に入り、トランプの再選を阻むために民主党から主要候補がすでに出馬表明をしている。私はアメリカの大統領選を「ライフワーク」と述べているので、今から注視しないわけにはいかない。
当ブログでは来年11月3日の投開票日まで随時、大統領選の情報を提示し、分析を試みていきたい。
1月22日現在、3人の主要候補(民主党)が出馬表明している。
・フリアン・カストロ(前テキサス州サンアントニオ市長)1月12日表明
・カースティン・ジリブランド(連邦上院議員)1月15日表明
・カマラ・ハリス(連邦上院議員)1月21日表明
泡沫候補も含めるともっと多いが、今後トランプを倒せるだけの力を備えた人物となるとそれほど多くはない。
最終的にはトランプが「勝つか負けるか」に集約されるが、1年10カ月のプロセスで候補だけでなく、さまざまな問題や政策にスポットライトがあたり、議論されていくところに大統領選の価値がある。
人気だけでなく、指導者として持つべき知力、組織力、集金力、統率力、体力が試される。最後まで勝ち抜ける持久力がある候補だけが来年の11月まで生き残り、トランプと一騎打ちすることになる。
いまから楽しみである。