ノーベル医学・生理学賞

日本時間の今日(10月1日)午後6時半頃からノーベル賞の医学・生理学賞の発表がある。

数週間前から、テレビや新聞は日本人候補のリストをつくって関連取材を進めている。受賞直後から、本人はもちろん友人や仕事関連の人たちのコメントを取るために動いているのだ。

過去数年、私のところにも何件かの問い合わせがくるようになった。エイズ治療薬をいくつも世に送り出した満屋裕明氏の半生を本にしたからだ。

満屋氏は何年も前から候補の1人に挙げられていて、本人はほとんど取り合っていないが、周囲は相変わらず騒ぎ立てている。

私は満屋氏が受賞した時には新聞社からのインタビューと、明朝のワイドショー出演を頼まれている。

「私でよければいくらでも先生の功績はお話します」

エイズという病気が治療可能な感染症になったのは、先生の薬剤開発に依るところが大きい。本当にそうなることを期待している。