実は日本人よりよく働く米国人、その理由とは

今国会で成立予定の働き方改革関連法案に関心が集まっている。その中でも目玉と言えるのが「高度プロフェッショナル制度(以下高プロ)」である。

与党は今国会でなんとしても成立させたい意向だが、野党は「過労死促進法案」であるとして反対している。

筆者は高プロという制度には賛成だが、日本社会には馴染まないと考えている。理由を記す前に、米国で生まれた高プロについて触れたい。

高プロは米国では長い歴史があり、米国内でいま大きな社会問題になっているわけではない(続きは・・・実は日本人よりよく働く米国人、その理由とは)。

Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・5月29日(火)7:00amから     東京FM(周波数80.0MHz)『クロノス

 

一度は流れた米朝首脳会談が再び6月12日に行われる予定です。あと2週間ほどですが、トランプ・金正恩の2人はやる気満々といったところ。ただ細部を詰めている高官の交渉しだいでは、再びキャンセルということも十分にありえます。

米朝はどれだけ真剣か

6月12日の米朝首脳会談が取りやめになったと思ったら、すぐにトランプらしい心変わりで会談実現の流れが戻ってきた。

トランプと金正恩は世界でいま、もっとも嫌われている首脳といって差し支えないと思う。だが両氏が直接顔を合わせれば、意気投合する可能性があり、平和条約から国交樹立へ進んでいく道もないことはない。

朝鮮中央通信は27日、金正恩が文在寅と会談した後、「歴史的な朝米首脳会談に対する確固たる意志を披れきした」と記しており、少なくとも金正恩はトランプとの会談に前向きであることがわかる。

実はトランプと金正恩はこの点でブレていない。

それよりも両国高官のなかで、会談に懐疑的な人物がおり、彼らが両首脳の考え方に影響を与えているとみられる。北朝鮮では第1外務次官の金桂冠(キム・ケグァン)であり、アメリカ側は国家安全保障担当補佐官のジョン・ボルトンである。

両氏は10年以上前から互いを知っており、罵りあうことさえある。しかし、トランプと金正恩がトップとしての意思を示し、会談に前向きであれば6月12日は歴史的な日になりうる。

もちろん、「非核化」の定義が両国で違うため、政府高官による妥結点の探り合いが難しいが、トップが同じ方向を向いた以上、政府高官たちはすり合わせをしなくてはいけない。

しかし、当欄で過去何度も述べている通り、金正恩が所有している核兵器をすべて廃棄するとは考えにくい。この点で、本当の意味での「非核化」は実現できないだろう。(敬称略)

Media appearance

今日の放送メディア出演予定:

 

・5月25日(金)8:00amから     東京FM(周波数80.0MHz)『クロノス

 

6月12日に予定されていた米朝首脳会談が昨夜、急遽中止になったことで、こちらも急遽番組出演の依頼を受けました。「非核化」の定義が両国で違ったことが最大の原因だと分析しています。妥結点を見出せなかった。近い将来の「リスケ」は多難!

ウソつきたちの構図

何故こんなにウソつきが増えたのだろうか。

昨今のニュースに登場する主人公(ここでは敢えてこう記す)の多くが完全なウソつきか、完全ではないにせよ問題の核心に色付けした「デフォルメ的ウソつき」のどちらかである。

安倍を筆頭に、柳瀬、佐川、そして日大アメフト部の内田と井上。ウソつきと断言するためにはこちらも慎重を期さなくてはいけないが、公表されている状況から判断する限り、限りなく「本当のウソつき」に近い。

多くの人はウソをつくが、たわいのないウソがほとんどなので人生を棒に振ることは少ない。だが要職についていたり、日本中の関心が集まっている人はウソが発覚した時点で素直に虚偽であることを認める必要がある。

ウソは本人が思っている以上に比較的簡単に、周囲の人に察知され、知覚される。そして人間性に疑問を持たれるまでにもなる。その時間が長引けば長引くほどウソがバレた時に受ける衝撃は大きい。

本人はわかっているはずだが、彼らはウソを突き通せると思うのだ。そこにウソつきたちの浅はかさが見てとれる。

2014年の小保方、16年のショーンK、そして今年の安倍、柳瀬、佐川、内田、井上といった面々は、自分しか見えていないかのごとくの振る舞いをしている。

中には自然体でウソをつき続ける輩もいるので恐ろしくなる。メディアは徹底追及していかなくはいけない。(敬称略)