米セクハラ問題の最終的な対象者はドナルド・トランプ大統領(以下、トランプ)だろうと思っている。
トランプのセクハラ問題に移る前に、今回のセクハラ問題に少し触れたい。
ことの発端はニューヨーク・タイムズが10月5日、映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーン氏のセクハラ問題を暴露したことである(米セクハラ糾弾旋風の最終章は大統領)。
Photo from the White House
米セクハラ問題の最終的な対象者はドナルド・トランプ大統領(以下、トランプ)だろうと思っている。
トランプのセクハラ問題に移る前に、今回のセクハラ問題に少し触れたい。
ことの発端はニューヨーク・タイムズが10月5日、映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーン氏のセクハラ問題を暴露したことである(米セクハラ糾弾旋風の最終章は大統領)。
Photo from the White House
モンゴル人の関取のなかではもっとも好きだった日馬富士(日馬富士と豪栄道の違い)。29日午後、引退会見を行った。
テレビで会見を観たが、傷害事件を起こした人物とは思えない言い草で、呆れてしまった。
騒動が起きてから、日馬富士は貴ノ岩に謝罪していない。記者会見という場であればなおのこと、冒頭で貴ノ岩の名前をだして謝らなくてはいけなかった。だが謝罪をしたのは親方や日馬富士の関係者に対してであって、被害者ではなかった。
理由がどうであれ、傷害を加えた相手を思いやれないというのは横綱としてというより人間として失格だろう。それよりも、日馬富士が口にしたのは貴ノ岩がいかに礼儀と礼節に欠いていたかということだった。
いろいろな事情があることはわかる。だが、頭をかち割るまで暴力を振るったことへの謝罪をしない理由はない。
さらに日馬富士は「かわいがり」などしたことがないし、見たこともないと断言した。これが虚言であることは誰の目にも明らかだろう。
好きだった日馬富士が遠くに行ってしまった。(敬称略)
今後の放送メディア出演予定:
・11月24日(金)9:00amから 文化放送AMラジオ 『くにまるジャパン 極 』
何度か述べているが、放送メディアからの出演依頼は昨年の大統領選まで(11月)だと思っていた。大統領選をライフワークと公言しているからだ。
ところがトランプ氏が大統領になったことで「季節労働者」でなくなった。今年のテレビ・ラジオ出演回数は昨年とほぼ同じか、やや上回るペースだ。
トランプさまさまである!
(北朝鮮側から撮った板門店。2011年)
金正恩に会うために中国共和党幹部の宋濤(そうとう)がピョンヤン入りしていたが、面会できずに北京にもどった。
宋濤は中央対外連絡部長という肩書で、共産党の政治局員ではない。北朝鮮トップに会うには格が下ということもあるが、金正恩が中国からの圧力や対話にはいっさい応じないという頑ななサインでもある。
北朝鮮はアメリカ側からの対話にも一切応じていない。北朝鮮側にしてみると、アメリカや日本からの核兵器放棄といった要求を受け入れるわけにはいかないので、会わないということである。
朝鮮半島周辺で行われる軍事演習を日米韓がやめれば、対話のテーブルにつくことがあるかもしれないが、それで問題が解決するわけではない。むしろ事態は膠着する。
北朝鮮は一度手にした核兵器を放棄しない。小国であればあるほど核兵器という武器にしがみつこうとするはずで、非核化はいまとなってはほとんど無理である。
アメリカ政府が対話へのハードルをさげて米朝会談が実現しても、両国は平行線をたどるだけだ。
核兵器を諦めさせるためにアメリカはさまざまな条件をつけるだろうが、北朝鮮はおいしい汁だけ吸って核廃棄をしない。
となると、交戦的な高官たちは軍事オプションを真剣に考える。北朝鮮市民ではなく、金正恩を含めた政権中枢だけを抹殺できればそれにこしたことはないが、過去も現在も未来も、軍事オプションには強いブレーキが働いている。
結局、現実的な近未来は交戦がないまま、米中間の緊張が維持された状態でにらみ続けるという流れになるはずだ(北朝鮮問題の落とし所)。