ラスベガス事件、父親はサイコパス

アメリカ、ラスベガスでとんでもない事件が起きた。

死傷者の多さもさることながら、32階のホテルの窓ガラスを叩き割り、そこから弾丸を打ち続けた行為に呆れる。というより、正常ではない精神の持ち主であることをうかがわせる。

映画『ランボー』の世界に飛び込んで主役を演じたかのような倒錯があるように思う。

米メディアはすでに、犯人スティーブン・パドックの父親ベンジャミンは有名な銀行強盗で、実刑をうけたが脱獄。そのあとも銀行強盗を行うほどの悪党だったと報じている。

さらに父親はサイコパスであり、自殺願望があったとも記している。息子スティーブンに資質の遺伝がなかったと言ったら嘘になるだろう。

またこうした事件が起こるたびにアメリカ社会の銃規制問題が浮上するが、現実的な規制にはほど遠く、むしろ動きは逆だ。

一般市民は銃を購入して身の安全を守ろうとする。そこが日本社会ともっとも違う点である。