密かに進行していること

北朝鮮情勢が緊迫している。アメリカ政府はすべての情報を出してこないし、公表される情報もかなり制限されている。

当ブログにおいて以前、時事問題などで主要メディアに「語られない内容も重要」と書いた。

メディアに公表される内容とは別に、報道されていない情報が背後にあり、そこにこそ真理がある場合がある。公表してしまうと問題になる案件は多く、特に戦時下では敵国に知られてはいけない情報は出すべきではない。

先日、ある米政府高官と六本木のカフェで朝食を共にしながら、1時間ほど話をした。

私が聞きたいと思っていた北朝鮮について、高官は多くを語らなかった。こちらが核心に迫る質問をすると「わからない」と淡々と言った。ウソはついていないように見えた。言えない部分があるのだ。

当たり前である。私に話をするということは報道されるということであり、北朝鮮に情報がもれるということである。

特殊部隊による金正恩暗殺というオプション、北朝鮮に報復させない圧倒的な先制攻撃というオプション、金正恩が白旗をあげるまで徹底的に追い込むオプションなど、さまざまな選択肢がある。

高官が仮にそうした情報を手にしていたとしても、私に話をすることなどないだろう。

朝食の始めに、「今日の会話はオフレコだから」と言って彼に安心感を与えたが、重要な話をメディアの人間にするほど不用意ではない。

トランプは北朝鮮との緊張関係が今後どうなるのか、いや、どうしたいのかの究極の回答を持っていないように思えるし、触れないだけのようでもある。

CIA長官のマイク・ポンペオが先月末、韓国に飛んでいた。そこには確実に表にはでてきていない軍事活動・情報があり、ビン・ラディン暗殺時のように、突然「金正恩が暗殺されました」というニュースが飛び込んでくるかもしれない。

私は何が起きても驚かない心づもりでいる。