J-WAVE出演のお知らせ

12月1日(火)は世界エイズデー。

拙著『エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明』(文春文庫)がでたこともあり、J-WAVEのJam the Worldから声をかけて頂きました。

1日午後8時半にスタジオ入りして午後9時頃から30分ほどエイズ治療薬にまつわる話をします。

もちろん私は医者ではありませんが、エイズの啓蒙活動にはかかわれると思っています。

J-WAVE 81.3FM

パソコンからでも聴けます(http://radiko.jp/#FMJ)。

何としてもシリアのバッシャール・アル=アサド大統領を政権の座から降ろしたい――。

これは米バラク・オバマ大統領の本音だけでなく、シリア国内の反政府勢力やヨーロッパ諸国のリーダーたちに共通する希求と言えるだろう。

シリアから未曾有の難民が他国へ流出した原因の1つは、アサド政権による圧政にあった。政府軍と反政府勢力との戦闘の激化もあるが、アサド政権が自国民を殺傷してきたのは疑いようのない事実である(続きは:シリア・アサド政権打倒で第3次世界大戦の危険性も)。

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Photo courtesy of Counterpunch.org

多くの日本人にとって、「エッいまだに?」と驚いてしまうことが米国で続いている。米市民の10人中4人が、人間が神によって創造されたといまだに信じているのだ。

いや、ようやく10人中6人が「進化論」を信じるようになったと言い換えた方がいいかもしれない。米ピュー・リサーチ・センターが2015年11月に明らかにした調査で、ほぼ6割が進化論派になっていた。04年11月に米CBSテレビが行った世論調査では、回答者の55%が「創造論」を信じていると答えているのだ。

だが過去10年で急速に進化論を信じる人が増え、形勢が逆転している。変化が起きていると述べて差しつかえないだろう。いったい過去10年で何が起きたのか(米国で進化論を信じる人が過半数超え)。

アメリカのイマ

アメリカに渡ってさまざまな人に話を聞いていると、政治的な分断がますますはっきりしてきていることが分かる。

「もしトランプが大統領にでもなったら、私はもうこの国にはいたくない」(50代女性)

「トランプなら、口だけの政治家とは違って結果を残してくれると思う」(30代男性)

分断は共和党候補ドナルド・トランプへの思いを語ってもらうとはっきりする。

パリで起きた同時テロ事件後、トランプは市民が銃を携行していれば結果は違ったという主旨の発言をした。銃は規制して減らすのではなく、自由に所持する方が身の安全を守れるという考え方だ。

アメリカとメキシコ国境に万里の長城をつくるというアイデアは、いまでも繰り返しのべている。本気である。

それで確実に身の安全が保障されるのならばいいが、中長期的な因果関係を考慮すると過激な発言とアイデアがいい結果をもたらすとは思えない。

それでもトランプが演説をすると、全米中の会場には2 万超の人たちが集まる。過去30年ほど大統領選を取材しているが、ここまで大衆を動かす候補はいなかったかもしれない。

オバマの時でさえ数千人である。2万人の中には興味本位で会場に足を運ぶ人もいるだろうが、トランプに対する保守層からの期待はいまや一過性のものを通り越して着実という言葉を使えるほどだ。

首都ワシントンのシンクタンクで米政治の専門家と話をした。

「1980年のレーガンを覚えていますか。彼が出馬して選挙キャンペーンを始めた頃、有権者は誰も真剣な候補として捉えなかった。『レーガンって俳優でしょう?』って。ところが当選する。そして大統領としても一応の成功をおさめるわけです。トランプだってわかりません」

トランプのために汗を流すスタッフたちはいま、全米で地道な選挙戦を展開しはじめている。世論調査でも共和党候補の中では依然としてトップ。

アメリカ・・・大丈夫ですかというのが正直な思いである(敬称略)。

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アメリカの定食屋とも言える「シルバーダイナー」での朝食

青緑にきらめく光が夜空に流れた――。

日本の主要メディアがほとんど扱わなかった出来事が2回、7、9両日に起きた。特に7日の閃光は米西海岸カリフォルニア州南部を中心に、多くの人が目撃した。アリゾナ州やネバダ州からの目撃情報も相次いだ。

瞬くような光は飛行機や飛行船によるものとは明らかに違っていた。当初は「UFOか隕石に違いない」といった書き込みがSNSに溢れた(夜空の弾道ミサイルで米国がロシア)。

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Photo courtesy of Popularmechanics.com