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Photo Courtesy of the Gloss

米国人の今や10人に1人は抗うつ剤を服用している―。

服用者3000万人という数字を、医学誌『プリベンション(予防)』もニューヨーク・タイムズ紙も取り上げており、あながち誇張ではない(米国の人口は約3億1500万人)。3000万人は1998年の服用者の約4倍にあたる。

米国は「うつ病大国」と言って差し支えないようにも思える。米国にはうつ病を抱える人がこれほど多いのだろうか。しかも40代、50代に限定すると、4人に1人は抗うつ剤を飲んでいるという米国人にとって抗うつ剤はキャンディも同然?)。