オバマ大統領、インターンに賃金を払ってください! 米国で始まった古き良き文化の崩壊
今夏、ヒラリー・クリントンとホワイトハウスのパティオでランチをとるオバマ。 by the White House
オバマ大統領、インターンに賃金を払ってください! 米国で始まった古き良き文化の崩壊
今夏、ヒラリー・クリントンとホワイトハウスのパティオでランチをとるオバマ。 by the White House
いかにも米国らしい将来型輸送システムの構想が8月中旬に発表された。その名も「ハイパーループ」。
最高時速が760マイル(約1223キロ)に達する超高速列車で、カリフォルニア州サンフランシスコとロサンゼルス間を約30分で移動できるという、、、、(動き始めた時速1200キロの超高速輸送システム構想 日経ビジネスオンライン)。
by Elon Musk/Tesla Motors
それにしてもニュースというのは悲劇が多い。9割以上は悲劇といっていいかもしれない。
税金があがるとか、基地問題が解決しないとか、東北地方で1時間に100ミリ超の降雨があったというニュースは厳密には悲劇とは呼べないが、あまり喜ばしいニュースではない。広義では悲劇と言っていいだろう。
イチローが4000本安打を達成したというニュースは数少ない喜ばしいニュースで、藤圭子の自殺というのがニュースの典型的な内容かもしれない。
他国のニュースに眼をむけてもそれは同じで、ほとんどが悲劇である。しかも、日本ではまず起こりえない事件があとを絶たない。日本の新聞・テレビでは報道されない内容も多く、唖然とさせられる。
アメリカの、ある住宅に強盗がはいった。家には母親と娘の2人だけがおり、物音に気づいた母親は娘と共に2階の押し入れにかくれた。強盗が1階から2階にあがり、各部屋をあさっている。いよいよ押し入れの手前にきた。
ドアが開け放たれた。母親は強盗であることを確認してから、手に持っていた短銃の引き金を引いた。装填されたすべての弾丸を強盗の上半身に命中させている。日本ではありえない展開だ。被害者が加害者になった瞬間でもある。
そうかと言えば、パキスタンでスンニ派の兵士がシーア派の18歳の女性と親密な関係になり、それだけで兵士は投石刑を受けた。20~30人の兵士が石を投げて「恋した兵士」を死亡させたのだ。100年前の話ではなく、今年の事件だ。AKB48の恋愛禁止という次元の話ではない。
多くの日本人は世界の現実を知らない。それは日本人だけに限らない。世界の出来事を知らなくとも日常生活に支障はないからだ。
ただ、こうした悲劇を知ることによって世界の広さを知覚し、命の尊さを再認識するのである。