敬遠されるアメリカ

アメリカの9.11同時多発テロから10年の歳月が過ぎた。

国際テロ組織との戦いはいまだに終わらないが、アメリカは過去10年であまりに多額のツケを支払わされた。国防費だけでなく、独断的な外交政策が諸外国からを批難を受け、威信の低下を余儀なくされた。

ブッシュ政権時代の負の遺産を振り切るようにしてオバマ政権が誕生したが、リーマンショック後の長引く不況からいまだに完全に脱し切れていない。そうした中、「アメリカ経済の今後はどうなるのか」とよく訊かれる。

今月8日、オバマ大統領は連邦議会で35兆円規模の景気対策を打ち出して景気浮揚を計ったが、実態経済の動きはスローである。2年半前、オバマ政権誕生直後、当時の為替レートで約73兆円の景気対策を打ち出して不況から恐慌に陥る直前に防潮堤を築いて一応成功している。だが、73兆円の効果もそろそろ時間切れである、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。