解雇と繁栄のはざま

解雇―。

恐ろしい言葉である。日本ではすでにリストラという別語に置き換えられているが、リストラは本来企業再編という意味である。それが企業再編の途上で解雇者を出すことから、いつの間にかリストラ=解雇に置き換えられた。

アメリカではレイオフという単語が使われる。リストラとレイオフの違いは言葉だけではない。会社をクビになる点は同じだが、社員が直面する状況に差がある。

アメリカ企業の場合、ある日突然、中間管理職であっても、上司から「You are fired!(クビ!)」と告げられれば、その日のうちに荷物をまとめて去らなくてはいけない非情さがある。すべての企業ではない。だが、日本企業の正社員では考えられない。

近日公開されるハリウッド映画『カンパニー・メン』もまさにその状況が描かれている。実は私の前妻も首都ワシントンで、ある組織から突然解雇通告を受けた。

ある日の午後である。珍しい時間に携帯がなった、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。