堀田佳男 Profile
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メタ情報
カテゴリー: アメリカ社会,経済 ― 2011年4月28日
高失業率のアメリカ、でもプログラマー不足

今月17日、シカゴからマイアミに向かう飛行機の中で、ソフトウェア企業の部長と隣り合わせになった。

薄いイエローのポロシャツにブルージーンズといった出で立ちの部長は、どう見ても30代半ばにしか見えない。アメリカ経済に話がおよぶと、ハイテク業界の現状を語ってくれた。

「アメリカの失業率は依然として8.8%で高止まりしていますが、ハイテク業界では人材が足りないんです。特にコンピューターソフトのプログラマーはまったく足りていません。新しい才能がほしい。日本人も、もちろん大歓迎です」

砂漠で水を求めてさまよう旅人のような切迫感があった。背景を聞くと、ハイテク業界、特にネットの世界の今が見えてきた、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。

カテゴリー: Thought for the day,中南米 ― 2011年4月25日
2枚の写真

これまでずいぶん多くの国を旅してきた。

先日、あたらめて訪れた国を数えると40ヵ国だった。多いようにも思えるが、世界の国のおそよ5分の1でしかない。仕事がら外国に出向いてその国の社会情勢や人物を取材をすることが多いが、仕事で行ったのは40ヵ国のうち3分の1で、あとは個人の旅である。

新しい土地に出向いた時に3つのことをするようにしている。市場(マーケット)を見ること、タクシーに乗ること、低所得者と富裕層が住む地域を訪れることの3点だ。

マーケットにいけばそこの人たちが何を食べているかがわかるし、タクシーの運転手と話をすると市民の不満が理解できる。最後の住宅比較はその国の経済事情を知る上で格好の材料となる。

先進国でも貧富の差はもちろんあるが、途上国の格差は幅がありすぎて唖然とさせられることが多い。国によっては400万人が住むスラム街があるかと思えば、四国とほぼ同じ面積の私有地をもつ富豪がいたりと、日本とでは桁が違う。

先日までカリブ海のジャマイカにいた。20年ほど前に一度訪れているが、貧富の格差は当時とまったくといっていいほど変化がなく、イギリス人が築いたプランテーションの名残を誇示する一方で、ブロックを積み上げた簡素な家に住んでいる人も多い。

観光業が外貨獲得の稼ぎ頭で、ブルーマウンテン・コーヒーやボーキサイトの輸出もさかんだが、カナダやアメリカ、イギリスからバケーションでやってくるツーリストが落とす金に体重の半分を乗せているのがジャマイカの現実である。

自国経済は相変わらずローギアのままで加速できておらず、政府の経済政策と同時に教育の重要性を痛感する。

2枚の写真は、西側の資本が入って開発された部分と島の山間部の住宅。

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カテゴリー: アメリカ社会,経済 ― 2011年4月21日
変わってきたコーポレート・ガバナンス

アメリカでコーポレート・ガバナンスという言葉が使われ始めたのは1960年代のことである。

「企業統治」と訳されるが、直訳では意味が曖昧なままだ。誰が企業を統治、つまり取り仕切るのかが焦点になるが、意図する内容が日米では違う。

日本ではいまでも多くの企業が社長や会長に経営判断を任せ、従業員は経営の主体者ではあるが、経営トップに付き従う立場でいる。一方、アメリカでは「企業は株主のもの」という考え方が通念になっている。従業員は入れ替わるモノという意識が強いので、日本ほど重視されない。

コーポレート・ガバナンスという言葉は60年代、ゼネラル・モーターズ(GM)が起こした一連の問題から派生している。GMによる設計ミスや公害問題が浮上したことで、政府は企業の非倫理的行為に目を光らせるべきとの考え方が流布した。

その後、GMだけでなく企業ぐるみの贈賄罪や不正事件が多発したことで、企業トップにすべてを任せておくわけにはいかないとの意識が広がった。その結果、役員の中に社外取締役・監査役を置いて情報開示や監査機能を強めるようになる。

ただその流れも時代と共に変化している。25年前のアメリカの企業統治と現在とでは様子が違う。何がどう変わったのか、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。

カテゴリー: アメリカ大統領選 ― 2011年4月15日
アメリカの祭り、カミングバック!

2012年のアメリカ大統領選が動き出した。

今月5日、オバマから「再選をスタートさせる手続きに入った」というメールが入った。メールの最後に「よろしくお願いします。バラック」という言葉がついている。もちろん大統領と知り合いというわけではなく、民主党のメールリストに私の名前が入っていただけだ。

私にとって大統領選はライフワークであり、祭りである。

14日、オバマは最初の選挙資金パーティーをシカゴで開いた。ミシガン湖につきだした海軍埠頭の特設会場に2300名が集まり、それぞれが100ドルから250ドルの献金をし、一晩で200万ドル(約1億6600万円)を集めた。

たまたま別の取材で、いまシカゴから北に約150キロいったミルウォーキーにいる。

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パーティーを仕切ったのは新しくシカゴ市長になるラーム・エマニュエルである(ある男の勝利)。

08年の選挙では史上最高額となる7億5000万ドル(約620億円)ほども集めたオバマは、今回は10億ドル(約830億円)を目指すという。実際の本選挙まで1年半以上もあるので本気で大台に乗せるつもりだ。

しかも選挙本部はワシントンではなく、オバマの地元シカゴに置いた。拙著『大統領はカネで買えるか?』で記したとおり、本当にオバマがその額を集められたら、圧倒的な優位にたつ。もちろん現職の強さもある。

アメリカ史上、現職大統領が再選で負けたことは9回しかない。現時点では団子状態にある共和党の候補予定者たちに水をあけているが、オバマ自身の支持率がギャラップ調査で41%まで落ちており、今後の選挙対策本部の動きが見ものである。(敬称略)

カテゴリー: アメリカ社会,経済 ― 2011年4月14日
商品陳列のプロ中のプロ

プラノグラム(Planogram)―。

この言葉をご存じの方は小売業界に精通しているに違いない。

スーパーやコンビニで、商品を棚に並べる時に使われるテクニックである。「陳列棚の陳列計画」とも言われている。

メーカーから中小の小売業者にいたるまで、商品の並べ方で売上が変わり、総利益率に差がでることは熟知しているはずだ。プラノグラムと呼ばれる縦割りシステムは、利益を最大限にするための陳列組み合わせで、Plan(計画) とDiagram(図形)を合体させた造語である。アメリカ産のコンセプトだ。

一般消費者はスーパーでの陳列組み合わせは、スーパーの店長やマネジャーが決めると考えている。だがアメリカでは、大手になればなるほどセールスマーケティング企業がプロノグラムを統括する現実がある。商品の陳列の枠組みは、スーパーの現場ではなく外部企業が管理しているのだ、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。