堀田佳男 Profile
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カテゴリー: アメリカ大統領選 ― 2008年9月17日
がっぷり四つ

自民党の総裁選は9月10日の告示からはじまり、22日の両院議員総会(投・開票)まで2週間弱の戦いである。その間に討論会や街頭演説会があり、候補はくたくただろう。だが、アメリカの大統領候補は同じようなことを2年弱もつづけるのである。体力がないと続けられない。それ以上に、2年も続ける無駄をアメリカ国民は自覚していながら改められないでいる。

選挙システムの改正案は、過去何度も連邦議会に提出されては棄却されてきた。議員たちの過半数が結局のところ、「このままでいい」と思っているから変わらない。マイナーなルール改正はずいぶんとされたが、選挙期間を限定するまでにはいたっていない。

アメリカの大統領選挙には選挙期間がなく、2年という期間は出馬宣言をしてからの話であり、それ事前から活動しても誰もとがめない。激戦州と呼ばれる州に、4年間で100回以上も通った候補は過去何人もいた。それだけやっても当選しない人もおり、嗚呼、、、、というため息しかでない。

大統領選挙は投票日(11月4日)まで50日を切った。民主党オバマと共和党マケインは現在、土俵の中央でがっぷり四つに組んだまま動かないといった状況だ。8月下旬の民主党大会直後、両者の支持率は50%42%(ギャラップ調査)でオバマがリードしていた。党大会によるバウンス(はね上がり)現象である。

一方、9月1日から行われた共和党大会直後はマケインへのバウンス現象があり、今度はマケインが49%対44%とリードしたが、9月16日の最新世論調査ではほぼ互角に戻った。副大統領候補の「ペイリン人気」も10日間でほぼ落ち着いた。ギャラップ調査は、一般有権者が時流をどう感じ取っているかということを探るうえで貴重だが、民意の総体をあらわしてはいない。

相関関係はあるが、特定候補への本質的な支持率は過去半年、ほとんど揺らいでいないのだ。メディアにはあまり登場しないが、アメリカの政治学者たちは過去何十年にもわたって当選予想モデルをつかって勝者をいい当ててきている。学者によってモデルは違うが、いくつもの経済指標や党内状勢、社会現象を数値化して公式にいれて計算している。

そのほとんどのモデルでオバマ有利という結果がでている。一つは52.2%対48.8%という値だ。過去半年を振り返ると、実はオバマがマケインを2~3%差でリードし続けている。この数字は党大会や討論会直後であっても変化せず、有権者の根底に流れる意向を表しているといわれる。

問題がひとつある。一般投票数でオバマが勝っても、選挙人数で負けるかもしれないのだ。2000年のゴアのような惨劇がふたたび起こる可能性もある。そこにもアメリカの選挙制度の欠点が垣間見られる。(敬称略)

カテゴリー: 政治 ― 2008年9月4日
宰相の資格

誰もがおかしいと思っていることが直せない。

安倍が首相の座を投げ出した1年後、今度は福田がタオルを投げた。アメリカ大統領も「ヤーメタ」 といって辞任できるが、政治的苦境に立たされて辞める習慣はない。

日本の首相がコロコロと代わるのは今に始まったことではないが、あまりに代わり過ぎる。国民だけでなく、福田政権にいた大臣でさえも驚く。これが日本の政治文化と言い切ってしまってはいけない体たらくである。

高校の仲良しサークルのトップが辞めるのなら話はわかるが、先進国のトップである。国民の誰もがおかしいと思っていても、自民党内には自浄作用がない。修正がきかない。党内の若手議員の中にはこの異様さを理解している人もいるが、本質的なところでは同質であり同罪である。

はじめから福田では無理があったことは、みな知っている。1年前、福田は自分が首相などやる気がなかったが周囲から勧められたために頷いたという。自分から手を挙げた人ではない。そんな彼を選択した自民党議員もなさけない。1億2000万強の人口がいるので、国のトップに相応しい人は何人もいるはずだが、与党内の、しかも政治的駆け引きに勝った者という限定枠のプレミアムがつく数人しか候補になれいのは普通ではない。

「それでも軍事クーデターで専制的な新首相が登場するよりはいい。50年以上も政治的安定を維持した国はほとんどない」

4日、外国特派員協会でランチを共にしたドイツ人記者がつぶやいた。

「短期間を除いてずっと自民党が政権を握っているというのは、ある意味では北朝鮮に似ているな。そろそろ民主党が政権党に熟成してきてもいい」

そうも言った。

ランチの直前、アメリカ共和党大会で副大統領候補になったサラ・ペイリンの演説をテレビで観た。公私にわたって人物を試しに試すシステムである大統領選挙と、日本の首相選出は対極に位置する。

もちろんアメリカがすべていいわけではない。大統領選挙は期間が長すぎるし、カネをかけすぎる。党大会は尋常な盛り上がり方ではない。スイス人記者が口を挟んできた。

「アメリカの党大会はマーケティング戦略の勝利といえる。あれだけカネをかけ、代議員たちにプラカードをもたせてヤンヤヤンヤやれば、『普通の人(サラ・ペイリン)』を副大統領に担ぎ上げられる。はっきりいえば誰でもいいんだよ」

『政治はマツリゴト』とはよく言ったものである。(敬称略)